カナダでの病院事情
こんにちはCooです。
カナダで保育士をしているのですが、保育士というのは本当に体を痛めやすい職業です。
かくゆえ、Cooも椎間板ヘルニアになりました。
去年の6月くらいに腰が痛くなり、どんどん悪化していき、10月には、痛すぎて椅子に座れなくなってしまいました。
腰も1ミリでも曲げたら激痛で、着替えなども泣きながらしていました。
骨盤ベルトをきつく巻いて、なんとか生活していた感じです。
仕事もその頃プレスクールサイト(3ー5歳児担当)の方の先生がクビになってしまい、サブの先生(臨時の先生)がそっちに回ったせいで、Cooのいるベービーサイト(0−3歳児担当)のほうが休んだ人の分をカバーする人がいないという事態になっていました。
(カナダの保育園の事情などは、また別記事で書きますね)
なので、泣きながらでも仕事をするしかない状態でした。
日本でなら、腰が痛かったら、まず自分で整形外科にいきますよね?
そして、必要であれば、その日のうちに精密検査(レントゲン、MRIやCT)をしてくれるでしょう。
しかし、カナダでは日本のように、専門医に気軽にみてもらうことができません。
まずはクリニックに受診しに行かなければなりません。
基本的に風邪ひいたりしてもクリニックへ行きます。
腰が痛いやら足が痛いなども、クリニックです。
明らかに骨が折れてたり、重症な場合、出血が止まらないなどの緊急性の高い場合は病院のエマンジェンシー(救急外来)にいくのですが、またそれが数時間待ちなのですよ。
半日以上待つことになると思います。
一番早くみてもらう方法は、救急車に乗ることですけど、日本と違い有料なんです。
こちらはCBCに記事に書いてあった救急車を読んだ場合の料金表です。
バンクーバーはBritish Colonbia になるので、呼んだ場合$50で、病院に搬送された場合は$80です。
トロントはオンテリオになるので、もし治療が必要な場合は$45、で治療が必要でなかった場合は$240になっています。
これは、イタズラなどは$240取られるという意味なのかな?
2015年の記事なので、また変わっているかもしれませんが。
緊急時は911に電話をして、救急車呼んでくださいね!
話がそれてしまいましたが、基本的には体調が悪い場合はクリニックに受診します。
クリニックでは、ファミリードクターといって、主治医がいる場合は予約ができます。
ファミリードドクターがいない場合は、ウォークインクリニックといって、単発でみてもらうことができます。
(ウォークインクリニックの話は別にまた書きますね。)
Cooはファミリードクターがいるので、クリニックでインターネットで予約をとっています。
Cooのところのように、インターネットで気軽に予約できるサービスも導入されているところもあれば、電話しなければならない所もあります。
これで、やっとお医者さんに診てもらえるのですが、日本みたいにそんなに親切じゃないのですよ!
一回の訪問では、1つのことしか基本みてもらえません。
腰に激痛があった時、同時に胃腸炎になったことがあるCooですが、お医者さんのその旨を伝えると、今日はどっちを診て欲しいの?という非情な答えが・・・・
ええ、胃腸炎のほうが辛かったから、そちらの診察をしてもらい、腰のことはまた予約し直しましたよ。
腰の痛みは別日にレントゲンのオーダーをだしてくれて、撮りに行きました。
クリニックには基本的に検査する機械がありません。
(血液検査、尿検査についてはまた別記事で書きますね。)
レントゲンを撮ってもらうところも並ぶのですが、しょうがないです。
朝一に行って、撮ってもらいました。
朝一が一番スムーズです。
日本みたいに朝から並ぶ人が少ないように思います。
レントゲンでは異常が見つからなかったので、血液検査、尿検査もしてもらいましたが、これも異常なし。
そうこうしているうちに、痛みは増すばかりで数ヶ月たっていました。
いい加減仕事ができない、というか日常生活もままならなくなったので、強く訴えると、MRIを撮りましょうと。
しかし、ここで驚きなので、MRIが6ヶ月待ちなんですよ!
6ヶ月ですよ!?信じられますか!?半年です!
いやいやいや、このまま6ヶ月、この痛みのまま働くなんて、不可能!!!!
いくら医療費が無料だからといって、これはひどい!
(医療費が無料の話は、また別記事で書きますね。)
実費でMRIをとると、10万円とかになります。
そんなに払うなら、日本に帰ったほうがマシ!
MRI撮ったところで、整形外科のような専門医に診てもらうのにも、また数ヶ月待たされるのが目に見えていたので、日本に帰ってちゃんと診てもらうことにしました。
それに、実家なら親が身の回りのことしてもらえるので、ほぼ動けないCooはこれしか方法がありませんでした。
腰を痛めながらの一人暮らしは地獄です。
ファミリードクターにも、日本で治療うけたい旨を伝え、診断書をだしてもらいました。
職場のマネージャーとも話をして、12月いっぱいまで働いて日本へ一時帰国することにしました。
その時、ちょうど永住権申請中で、仕事を辞めることができませんでした。
(また永住権申請については別記事で書きますね)
もし申請中じゃなかったら、あんなに腰がひどい状況で泣きながら数ヶ月過ごしてなかったと思います。速攻辞めてたと思います。
永住権申請中に病気休職しても、申請には影響しないので、大丈夫ですという心強い言葉をエージェントの人からもらったので、仕事を一旦おやすみさせてもらう決意しました。
カナダに来て思うことが、日本の医療万歳!です。
専門医にすぐに診てもらえない制度のせいなのか、フィジオセラピーやカイロプラクティスなどがとても盛んです。
理学療法ですね。
こちらではフィジオセラピストとカイロプラクティスとは、大学院卒業してDr.の称号をもっています。
Cooはどちらにもお世話になりましたが、カイロプラクティスで骨をバキバキされて、腰痛が悪化しました。
やはり原因がわかっていな間は辞めておいたほうが良いかもしれないですね。
フィジオのほうはとても助かりました。
しかし、カイロもフィジオも医療費無料のプランには含まれず、基本実費になります。
Cooの職場では福利厚生で、年間300ドルまでカバーしてもらえました・・・が、一回のアポイントメントで、70ドルとかなので、週2回通ったら1ヶ月以内で全部使い切ってしまいます。
背に腹はかえれないので、Coo実費で通っていました。
カナダの住む際は体調には気をつけてくださいね。